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能作 素敵な伝統工芸を、手軽に体験できる場所。
<<大井川茂兵衛>>
「能作」は能く(よく)作ると書いて「のうさく」と読みます。
ここでは高岡に古くから伝わる「高岡銅器」を知り、そして楽しむことができる産業観光施設となっています。「高岡銅器」は400年もの歴史があり、さかのぼると加賀藩主「前田利長」が金屋町に鋳物師(いものし)を招き、鋳物工場を開いたことから始まります。
400年経った今も、日本有数の銅合金鋳物の産地として、雑貨からブロンズ像まで幅広い製品を手掛けているそうです。
FACTORY SHOP
入口に入ってすぐの「FACTORY SHOP」では、錫や銅を使った風鈴や花瓶、ぐい吞みなど定番商品から、アクセサリー、テーブルウェアなどインテリアまで、生活に取り入れたいと思うような商品が沢山あります。
<<錫を使ったKAGO>>
定番商品である「KAGO」は、錫100%の商品で、自由自在に変形させることができます。形はスクエア型のものと、ローズやダリアなど花の形のものがあります。例えばパンやフルーツを入れると、一気にお洒落なインテリアに様変わりすること間違いなしです。
この動物の顔をかたどったぐい吞みは、「干支ぐい吞」というもので、自分の干支のものを買っても良し、その年のものを買っても良しといった商品です。かわいいけれど味のあるデザインは、外国人にも人気です。年の瀬に友人や親せきの方に送ってみるのもいいかもしれません。
また「能作」では、入学・入社・成人や結婚など人生の節目に送るにふさわしい逸品が揃っているので、周りに祝い事のある方は是非購入を検討してみて下さい。
NOUSAKU LAB
ここでは、伝統工芸を見るだけでなく、自ら作体験することもできます。
<<photo_車田保#51DC>>
この「鋳物製作体験」は箸置きから小皿など8種類ものレパートリーの中から自分で選んでオリジナルのものを作ることができます。
<<能作>>
「鋳物」は、作るものにより製作時間と難易度が異なっており、比較的簡単なものであれば30分で作ることも可能ですし、小さい子と一緒に作りたい場合は難易度の低いものに挑戦できるなど、幅広い選択肢があります。
種類として、ぐい吞み・トレー・箸置き二個セット・ハート小鉢・ペーパーウェイト・小鉢・小皿・昆虫チャーム三点セット・ハート小皿があります。
<<能作>>
特に「ぐい吞み」はお酒が好きな人に人気で、注いだ飲み物の味もまろやかになると評判です。
ハート型のものはカップルやご夫婦に人気で、記念日の思い出作りに最適です。
誰かと一緒に何かを作りたい人は、恋人や親せきの方を誘ってみるのもいいかもしれません。
体験できる時間は ①10:00~ ②13:00~ ③15:00~があります。
(ペーパーウェイトは上記の時間帯に加えて11:30~、14:30~、16:00~の6つの時間帯で体験できます。)
知る(工場見学)
ここでは職人さんたちが鋳物を作っている作業を見ることができます。平日はガイドさんが鋳物の各製作工程を30分程かけて案内してくれます。
<<能作>>
<<photo:能作>>
ここでは、50名ほどの職人さんたちが、暑い日も寒い日も懸命に型に熱した金属を流しいれて型取りをしたり、錫(すず)や銅でできた原の金属を磨き上げる工程を行っています。
職人さんたちは失敗するとまた最初から作り直しという地道でシビアな作業を黙々と行っておられます。
休日は工場が稼働していないので、自由見学通路が開かれ、昔から現在までの「能作」の生み出してきたものの歴史を知ることができたり、職人さんたちが働いている場所を自由に見ることができます。
ものことこころ展
もともと能作は、銅器を中心に仏具や茶道具を作っていましたが、2002年に現社長である能作克治氏に代替わりしてから、素材自身の特性を活かしたものを作ろうということで「インテリア商品」「テーブルウェア」等、次々と事業展開しました。
<<能作の歴史>>
現在は、分野を超えて、「医療機器」の製作にも取り組むなど、「能作」の挑戦性の高さが伺えます。
その歴史を能作の2Fでは見ることができます。このコーナーには風鈴のゲートもあり、実際に「高岡銅器」の奥深さに触れることができます。
IMONO KITCHEN
能作の館内には美味しいフード、そしてデザートが鋳物の食器に載って出てくるという、錫の魅力を感じられるカフェがあります。このカフェの魅力はそれだけではありません。出てくる食材の殆どが地元産のものを使っていて、より新鮮な味を楽しむことができます。
<<職人カレーセット>>
乗っているベーコンは能作の社長であり職人の「能作克治」さんの手作りであることから「職人カレー」と名付けられたそうです。職人カレーはスパイスを多く使っているらしく、今まで食べたことのないような風味のカレーとなっていると思いました。
野菜のみのルーと、どんと乗っているベーコンのバランスが絶妙で、食べるのが楽しくなるようなこだわり光る逸品です。
富山県内で採れた野菜を使ったサラダ、その上にかけるドレッシングも手作りのものということにも驚きました。
その他のメニューには、季節ごとに変わるメニューがあり、旬な野菜を活かしたプレートが多くありました。また、デザートは68.8Π(ぱい)チーズケーキや、能サクッ!アップルパイなど見た目も可愛らしく、手のこもっているものばかりです。(これらも錫の器の上に乗っています。)
また、富山県産の米粉を使った「ベーグル」も人気で、店内で食べることもできますし、テイクアウトすることもできます。何種類もあるので選ぶのに迷いそう!
おわりに
能作には、「ものづくり」を1から知ることができる「工場見学」、体験ができる「鋳物鋳造体験」、それからお土産に最適なショップがあります。その他にも、美味しいフードがいただけるIMONO KITCHENでゆっくり過ごすのもいいでしょう。他にはない特別なひと時を過ごすなら「能作」に行ってみてはいかがでしょうか。
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能作のHP
PHOT GALLARY
<<職人さん達がここの数々の型から選んで鋳物をつくる>>
<<入口に飾ってある銅器>>
<<立山をかたどったぐい吞み>>
アクセス
■車で
高岡砺波スマートICより 約5分
高岡駅/新高岡駅より 約20分
■タクシーで
高岡駅より約20分、新高岡駅より約15分