トップ ブログ

海を素肌で感じられる場所、新湊(しんみなと)

海を素肌で感じられる場所、新湊(しんみなと)

            

富山屈指のドライブコース、新湊大橋

 

ドライブ好きの方に是非オススメしたい場所があります。

それは、富山市と高岡市の間にある、「射水市」の新湊海岸にある橋のことです。

これは、平成17年に建設された橋で、全長3600mもあり、晴れた日は青く輝く海とそびえ立つ立山連峰が眺望でき、最高のドライブコースとなっています。(斜張橋(しゃちょうきょう)の中では日本海側最大級です!) 越ノ潟(こしのかた)側の橋の中心に至るまでのアプローチ部は、螺旋階段のように弧を描いて上にのぼっていくので高揚感を味わうことができます。

また、新湊大橋にはあいの風プロムナード(散歩道)といって、なんと橋の下が歩けるようになっています。

大橋の下にエレベーターがあり、そこから上に上る仕組みです。プロムナード用の駐車場も近くにあるのでとても便利です!

 

海の上を歩くという経験はなかなかできないことなので是非立ち寄った際に行ってみることをオススメします。車でのドライブも最高ですが、歩きながらゆっくりと海を眺めるというのもいいかもしれません。

<<この先にエレベーターがあり、そこから橋の下に行けます。>>

 

ノスタルジーな風景が味わえる、海王丸パーク

まだまだ、新湊にはオススメしたい観光スポットがあります。
それはベイエリアを楽しむには最適の場所、「海王丸パーク」という新湊大橋のそばの場所で、海を見渡すことが出来ます。

 

ここは「世界で一番美しい湾クラブ」という優れた自然の美しさがあると認められた場所しか入れないクラブに入れるほど、趣のある場所です。

シンボルともいえる「海王丸」は、1989年に大型練習帆船として建造されました。

その姿かたちが綺麗だという「海の貴婦人」とまでも呼ばれています。また、海王丸には乗ることができ、当時のままの姿を見ることができます。

ここには一年を通して、大人から子供までが訪れています。

その理由として、普段では見られない、魅力的な景色が見られるからでしょう。

この場所は、ロマンチックな場所として、「恋人の聖地」にも認定されています。

恋人

 

海王丸パークでは季節ごとに様々なイベントをやっていて、通常時には帆をしまってある海王丸の帆を全部広げて見ることが出来る機会が一年の中で十回あります。(今年はコロナで帆を広げることは一度もなかったそうです。)

また、定期的に「恋人セミナー」というものがあり、海王丸パークを出会いの場として提供し、一人でも多くの方に幸せになってもらうことを目的として「海王丸バレンタイン恋人フェスティバル」が開かれます。

普通、海王丸の中に入るときはお金が掛かるのですが、2/8から2/13の期間は‘パワーバレンタインウィーク’となり、ペア(恋人・夫婦・親子・友達など)のみ乗船料が半額になり、2月14日は帆船海王丸への乗船無料(期間中の乗船時間は、9:30~16:30)となります。また、14日に乗船された方には、オリジナルチョコプレゼントという嬉しい特典があり、時期的に寒いとは思いますが、ぜひ大切な人と行っていただきたいと思います。

では、なぜ海王丸とバレンタインが関係しているのかというと、1970年の2月14日に海王丸が進水した(水上に浮かぶこと)日だからという理由があります。

 

このほかにも、海王丸パークはいろいろなイベントを実施しており、人が賑わう場所となっています。

また、海を眺望できる展望広場や波を間近で見ることができる遊覧船乗り場があります。

広い富山湾を一望できる展望広場は、筆者の特筆してオススメしたいスポットです。

 

ここにはゼンマイ式望遠鏡があり、多言語で対岸諸国や立山連峰などの音声案内を聞くことができます。

<<展望広場から見える広大な海と赤い灯台>>

それだけなく、船にちなんで、「海王丸パーク」内の’日本海交流センター展示ホール’では世界各国の船が100分の1スケールで12隻展示されているのを見ることが出来ます。ここでは、海と船と港、さらに海底鉱物資源開発に及ぶ、ダイナミックな海洋に関する資料が数多く展示されています。

船の模型

気ままにクルーズ!

富山新港からは、海を堪能できる船がニ隻出ています。

一つは「新湊観光船」という船で、海王丸パークの駐車場に乗舶受付場所があり、内川沿い(新湊の町中を通る川)も回ることができます。

この船には看板娘的存在の動物がいることをご存知でしょうか。実は、副船長として「猫」のみーちゃんがいます。この猫は船のテレビで取り上げられたこともあり、一緒に海を楽しむことができるのも楽しみの一つです。

みーちゃん

<<猫の”みーちゃん”>>

また、この観光船は近くを流れる’内川’をぐるっと周る通常クルーズの他に「イベントクルーズ」、「チャータークルーズ」という一味違った楽しみ方もできるコースがあります。例えば、夏の時期、「富山新港新湊まつり」で打ち上げられる海上花火を遊覧船から間近で見学できます。また、バレンタインナイトクルーズや、新湊大橋と海王丸がライトアップされるのを船から眺めることのできるナイトクルージングなども開催されています。

また、もう一つの‘富山県営渡船’はなんと無料で越ノ潟対岸から堀岡対岸までを行き来できる船です。この船は、富山新港の完成で、港口が分断され、それによって廃止された富山地方鉄道射水線、富山県道1号(魚津氷見線)の代替交通手段として誕生した県営の渡船です。

 

<<海竜マリンパーク>>

また、近くにはレジャーを楽しむ施設が揃っており、「海竜マリンパーク」では何隻もの船が来た人を出迎えてくれ、海に来た!と思わせてくれます。そして、その畔で年中釣りを楽しむことができます。

新湊のフード・お土産

sazan

新湊の食べ物、お土産が気になったらぜひ次の場所に行ってみて下さい。

一つ目は「sazan」という海竜マリンパークに隣接しているレストランで、そこでは旬の魚を取り入れたフレンチや、季節ごとのパスタ、パフェなども味わうことが出来ます。

おススメは、春から初夏にかけて食べることのできるいちごパフェです。下層のさっぱりとしたリンゴジュレと沢山のいちごの組み合わせが最高で、筆者もイチオシのデザートです。

 

市場

<<新湊きっときと市場>>

海王丸から少し離れたところには「新湊きっときと市場」があり、港で獲れた“富山湾の宝石”と称される白エビや、ベニズワイガニ、ほたるいか、ブリ、ズワイガニ、バイガイなどの海の幸を堪能することができます。

お土産

また、富山で有名な白エビせんべいや、他ではない白エビソフトクリームを食べることが出来ます。

近くの観光案内所は?

この他にも近隣の食べ物屋さんや観光場所はあるので、もっと知りたくなったら海王丸パークの駐車場にある「いみず観光情報館」に行ってみるのがオススメ。射水のブランドロゴマークである「イミズムズムズくん」がトレードマークとなった建物で、そこでいろいろな情報を得ることができます。

富山の観光情報が載った20種類を超えるパンフレットと共に、館長の三箇(さんが)さんが近くの穴場スポット等を教えてくれます。

ここでは「遊覧船 万葉丸」の乗船料が10%OFFになるチケットを無料でもらうことが出来ます。

また、海王丸パークと内川周辺を散歩するのに最適な自転車も貸してもらえます。

 

夜の新湊

夜景

夜の船のライトアップも目にすることができ、ロマンチックな夜景を見ることができます。また、新湊大橋の上を車で走っていると、射水市、隣の高岡市の町明かりが目に飛び込んできて、それはそれは壮観です。是非貴方の目で確かめて下さい。

船 

<<夜の海王丸パーク。夜10時までライトアップされている海王丸がとても綺麗です。>>

 

潮風に吹かれながら富山の海を満喫するなら、ぜひ新湊大橋、海王丸パークに寄ってみて下さい。

 

 

新湊大橋のHP

新湊大橋|観光スポット|とやま観光ナビ (info-toyama.com)

 

海王丸パークのHP

海王丸パーク|帆船海王丸を中心とした憩いのベイエリア (kaiwomaru.jp)

 

新湊観光船のHP

富山県射水市の人気の観光 新湊観光船へようこそ! (shinminatokankousen.jp)

 

富山県営渡船のHP

富山県/県営渡船及び代行車両時刻表 (pref.toyama.jp)

アクセス

■北陸自動車道小杉ICから約25分

■能越自動車道高岡ICから約30分