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海の幸の宝庫、氷見漁港場外市場「ひみ番屋街」
番屋とは?
この番屋街は、東西南北の番屋に分かれており、海の幸を味わい尽くせる飲食店やお土産にも喜ばれる富山ならではの銘菓やグッズを楽しめるお土産屋さんがあります。
もともと、漁師達が夏の漁の間に泊まりこんだり、作業をしたりする小屋のことをいいます。どこか懐かしい木造の道の駅は、「氷見駅」から2kmほど海沿いに行った所にあります。
東の番屋
東の番屋には手軽においしい料理を食べられるフードコートがあります。ここでは、ラーメンや氷見うどんを食べることができ、 「番屋氷見うどん」では冷やしうどん、かき揚げうどんなど、氷見うどんを使った麺料理が食べられます。‘氷見うどん’は、普通のうどんと違い、平べったく、つるりとした食感が特徴の美味しい麺です。
また、麺屋 いく蔵では無添加で自家製麺が売りのラーメンを食べることができます。ダシには「氷見産鰯」を使っているというこだわりが光る一品です。晴れた日には「東の番屋」と「西の番屋」の間にあるテラス席で食事してみるというのもいいかもしれません。
鮮魚コーナーの前にある、漁師の朝の味噌汁が味わえる 「浜焼き屋台かぶす屋」でかぶす汁を取材しました。店主の中島さんは、威勢のいい挨拶と流暢な喋り口が魅力的な方で気が付くと話が進んでいました。‘かぶす汁’とは富山県の郷土料理のことで、その日の朝に獲れた魚を大鍋で煮込み、それをみそ汁にしたものです。
<<かぶす汁>>
この日は蟹、鯛、海老が具として入っていて、何とも豪華で、新鮮な海の幸を食べることができました。(ガブリとかぶりつくのがかぶす屋流だそうです。)値段も500円とお手頃価格で、フラッと立ち寄るのにも最適です。
<<かぶす屋の店内>>
かぶす屋の店内は、魚市場を彷彿とさせる作りになっていて、ずらりと並ぶ日本酒や、大漁旗が番屋らしさを醸し出しています。
その横の鮮魚コーナーでは、カンパチや天然ブリ、シマダイなど獲れたての魚が立ち並んでいます。その他にも色とりどりの刺身や、新鮮な魚を使ったお寿司などが販売されています。
箔一(はくいち)
番屋街の中には、金箔を身近に感じることができる”体験型金箔総合ミュージアム”の”箔一”があります。
店内には金箔をあしらったグラスや可愛いデザインのおちょこなど、伝統工芸と金箔が巧妙にコラボした商品がありました。さらには女性に嬉しい金箔が入ったローションゃ、パック、桜の模様が可愛らしいコンパクトミラー、ゴールドの煌めきが優雅な小ぶりなピアス、イヤリングなど’箔一’でしか買えないものも沢山ありました。
その中でも人気の商品は、富山県の名所がイラストになっている金箔入りのあぶら取り紙です。デザインも可愛く、友人などへのお土産にちょうどよいかもしれません。
<<高岡大仏や雷鳥、合掌造りなど富山ならではのデザイン>>
店内には金沢発祥の金箔がふんだんに使われているものばかりです。贅沢な気分になれるので是非手に取ってみて下さい。
西の番屋
西の番屋には、氷見牛のどんぶり専門店、「極 Ban Gyu(きわみ ばんぎゅう)」や昔ながらのこだわりの味を楽しめるますの寿司の「昔亭(せきてい)」、そして豊富な品揃えが魅力のスーベニアショップ、’ひみの江’があります。
‘ひみの江’は、是非立ち寄ってほしい場所で、富山のあちこちから取り揃えられたおいしい「白エビ」のお菓子が販売されています。その他にもTVで紹介されたでっかいシュークリームが売っていたり(顔の大きさぐらいのシュークリームです)、子供達が喜ぶこと間違いなしのキャラクターグッズも販売されています。さらには施設のすぐ傍にある「足湯」に入るときに必要な「タオル」も売っているのでとても便利です。
また、干物を取り扱った店舗が7つあります。
「堀与(ほりよ)」というお店では大正元年からこだわり抜いてきた一夜干やみりん干、つまみなどが置いてあります。炙って食べると香ばしさが口に広がってお酒のおつまみやご飯がよくすすむこと間違いなしです。
また、そのうちの一つの『おみやげ まるわ』というお店では、しおからなど海鮮定番の商品から海鮮を使ったディップソースや、「ビスク&トマトのパスタソース」など、多くの年代の方に楽しんでもらえるようなレパートリーが揃っています。
足湯
番屋の横には、ほっと一息つけるような「足湯」があります。
この温泉は、2011年に1250mもの深さから湧き出した「氷見総湯温泉」が源泉となっており、1分間に157ℓ湧き出ていて、‘疲労’や‘筋肉痛’、その他‘神経痛’などにも効果があるそうです。
39.0程のちょうどいい湯加減のお湯が足を温めてくれ、寒い時期にもスポットとなっています。この建物の窓からは立山連峰と広がる富山湾が見えるので、ボーっとしたい時にもオススメです。
忍者ハットリくんロード
<<忍者ハットリくんのモニュメント>>
番屋街から商店街の方に行くと、氷見市出身である有名漫画家の「藤子A不二雄」先生が生み出した「忍者ハットリくん」のキャラクター達が商店街のあちこちにあります。
それは、ハットリくん仕様の「ポスト」であったり、可愛い仲間たちが描かれているシャッターアートがあります。また、先生の描いていたマンガの複製原画や、有名な漫画家達が住んでいたことで知られていたトキワ荘14号室の再現スペースなどがある「潮風ギャラリー」などがあります。これらの点在する通りのことを「忍者ハットリくんロード」といいます。番屋街に行った後、ぶらりと立ち寄ってみてください。
芝生公園
番屋街の向かいには、青い芝生が広がる大きな公園があります。
<<ここからは雄々しい比美乃江大橋も見ることができます。>>
この公園は、珍しい形をした「展望台」があり、階段を上ればと空と、どこまでも広がる富山湾を一番いい眺めで見ることができます。
冬になると、立山連峰、そして対岸である滑川の海岸も見えるのだとか。
さいごに
いつでもひみ番屋街はその雄大な景観と海の幸を堪能でき、絶えず多くの人で賑わっています。のんびりと海を見ながら、氷見の美味しいグルメを味わってみたいならここ、氷見漁港場外市場「ひみ番屋街」に来てみることをオススメします。
フォトギャラリー
<<芝生公園から見える景色>>
<<かぶす屋店主の中島さん>>
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氷見漁港場外市場「ひみ番屋街」のHP
氷見漁港場外市場 ひみ番屋街 (himi-banya.jp)
アクセス
■電車で
JR 氷見駅からタクシーで約5分
JR 氷見駅から加越能バスで約12分
JR 氷見駅から徒歩で約20分
□車で
氷見ICから約8分
■駐車場完備(バス10台、普通車220台)